「胆力」
辞書を引いてみると、「ものに動じない気力」
とあります。
これまで多くの私淑を重ねてきましたが、
その中で自分なりに理解し、
心に強く留めている解釈があります。
多くの時間を費やすことができ、充分な情報を
整えることができるのであれば、
「決定」し、「実行」すればよい。
しかし、現実を見てみると、
そのようにできる機会はそう多くない。
日々、多くの意思決定をしなければならない。
最終責任者は、限られた時間と情報の中で、
「決断」をし、「断行」していかなければならない。
これができる能力が「胆力」であると理解しています。
「胆力」を身に付けるためには、
「問題解決の技術」を習得する必要があります。
現状を分析する力。
問題があるかないかを見極め、
問題があれば速やかに
原因を究明して対策をとる力。
そして、複数の選択肢を早期に準備して
最適案を選択する意思決定の力。
実行計画の重大領域を見極め、
将来問題の発掘と予防策、あるいは、
発生時の対策を割り出すリスク分析の力。
こうした一連の「問題解決の技術」を身に付け、
実践していくことで「胆力」は身についていく。
そして、「問題解決の技術」は、
いかなる問題が生じようと解決していく為の
「心の保険」となる。
そのように思うのです。
住宅FP、相続診断、課題解決の研修講師より