金利

マイナス金利

今回は、住宅営業から見たマイナス金利についてお伝えします。

マイナス金利の基本

まずマイナス金利の整理をしておきましょう!
マイナス金利、一言でいうとすれば、どう表現されますか?

「民間金融機関が日銀に預けるお金で利息が取られるようになること。」
こんな感じですね。
少し補足をします。

民間金融機関は日銀に資金を預けていますが、これが「日銀当座預金」です。
2016年2月16日から一部で利子を払うことになりました。
簡単にいうと手数料がかかるということです。

このマイナス金利ですが、現在の日本においては金融機関と日銀との間でのことです。
一般の消費者がマイナス金利になったわけではないですね。
でも、金利は低い状態が続いています。

住宅ローンの金利の考え方

さて、ではこうした状況の中で、住宅ローンを借りる場合は、
どのように考えておけば良いでしょうか?

今低金利が続いていますので、今後金利が上がった場合の影響を
考えておく必要があります。金利の上昇リスクですね。

事例でみてみましょう!

今月(6月)のフラット35は、1.10%です。
例えば、借入3,000万円、返済期間35年の場合、総支払額は3,615万円です。

将来の金利はわかりませんので、過去の金利を参考に試算をしてみます。

1年前の金利は、1.54%(+0.44%)、総支払額は3,882万円(差額267万円)
2年前の金利は、1.73%(+0.63%)、総支払額は4,001万円(差額386万円)
3年前の金利は、2.03%(+0.93%)、総支払額は4,193万円(差額578万円

いかがでしたでしょうか?

消費税10%が2年半再延期されました。
仮に購入時期を先延ばしにして金利が上昇したらどうでしょうか?

金利がいくら上昇すれば、総支払額はいくらUPになるかの目途を
たてておくことが重要です。
もし、上昇しなければ、それは余裕になりますので宜しいかと思います。

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一般社団法人建設雇用促進高度職業訓練アカデミー
ACGIA 代表理事 大高英則
(CSI総合研究所 代表)

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