住宅ローン金利の影響が気になります。
最適な購入時期に悩む消費者に対して
望ましいアドバイスの仕方について、
考えてみたいと思います。
まずは、根拠となる基本的な知識を整理
してみます。
❶円安が続いています。
原因としては、欧米が金利引き上げ政策を
進める中、日本は金融緩和政策により金利
差が拡大していること、又資源価格高騰等
が考えられます。
❷住宅ローン金利の変動金利型の基準金利
は、短期プライムレートに連動し長期固定
金利型の基準金利は、新発10年物国債の
利回り(長期金利)に連動しています。
❸一般的に円安は、長期固定金利の上昇要
因になります。日銀は長期金利の上昇を抑
える政策をとっているため大幅な金利上昇
の可能性は低いと考えられますが、長期的
には金利上昇を意識しておいた方が望まし
いといえます。
❹フラット35の7~9月の金利
(21~35年)は、以下の通りです。
2022.09:1.52%
2022.08:1.53%
2022.07:1.51%
(参考:1年前の金利)
2021.09:1.28%(+0.24%)
では、上記の基本的な知識を前提に、
最適な購入時期について、お客様への
望ましいアドバイスを考えてみます。
まず、大事なこととして、最適な購入時期
を考える場合、住宅ローン金利は、いくつ
かある判断基準のひとつであることを伝え
る必要があります。
購入時期によって、5つのリスクを考える
必要があります。それは、住宅ローン減税
住宅資金贈与、家賃、年金リスク、そして
住宅ローン金利のリスクです。
では、住宅ローン金利については、どう
考えるべきでしょうか。
長期的には、金利上昇を考えておいた方が
良いと言えます。
具体的には、金利がいくら上昇すると住宅
ローンの総支払額と毎月の支払額がいくら
増えるのかを把握することです。
例えば、0.10%、0.25%、0.50%等上昇
した場合を試算して、それが許容範囲で
あることを確認しておくことが重要です。
そして、先ほどのリスク項目の残り4つを
含めて、総合的に購入時期を判断する必要
があります。
『住宅FP営業』の『建時診断』シミュレーション
を活用すれば、「5つのリスク分析」が
可能です。
試算結果をご覧になれば、お客様ご自身
で最適な購入時期についてご理解される
ことと思います。
いかがでしょうか?
円安と住宅ローンとの関係、そして、
お客様への望ましいアドバイスの方法
について、概要をご理解頂けましたで
しょうか?
「建時診断」シミュレーションで、お客様の
個別条件を入力して診断をして差し
上げて頂ければと思います。
オンラインセミナーでは、「建時診断」
シミュレーションの解説もしています。
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代表取締役 大高英則
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