2022年度税制改正大綱の概要についてお伝えします。
まずは、住宅ローン控除と住宅資金贈与の改正内容
を確認しましょう。
そのうえで、購入時期によってどのような影響が
あるかを確認することが大事です。
更に、住宅ローン控除と住宅資金贈与以外の項目、
例えば、家賃や金利、60歳時のローン残高につい
ても確認しておく必要があります。
以下の事例で確認してください。
※『建時診断』シミュレーションを実施することで、購入時期によるリスク分析が可能です。
2022年度税制改正大綱の内容
(1)住宅ローン控除
❶年間の所得合計:2,000万円以下
❷ローン残高に対する控除率:0.7%
❸借入限度額
■2022年≦入居≦2023年の場合
認定住宅住宅:5,000万円
ZEH水準省エネ住宅:4,500万円
省エネ基準適合住宅:4,000万円
その他の住宅:3,000万円
■2024年≦入居≦2025年の場合
認定住宅住宅:4,500万円
ZEH水準省エネ住宅:3,500万円
省エネ基準適合住宅:3,000万円
その他の住宅:2,000万円
(2023年までに建築確認)
❹控除期間:13年。
但し一般住宅は居住年が2024年~
2025年の場合は10年
❺所得税から控除しきれない額 を
課税所得の5%(最高9.75万円)
の範囲内で住民税から控除する。
(2)住宅資金贈与の非課税限度額
❶2023年まで2年間延長。
❷非課税限度額
■住宅、省エネ、バリアフリー住宅
1,000万円
■その他の住宅
500万円