相続計算

相続税

今回は、相続税の計算の方法についてです。

『相続診断』をした結果、基礎控除を上回った場合は
相続税がかかります。

相続税の計算方法は少し複雑ですので、
知らない方も多いと思います。

わかりやすく、事例でお伝えします。

この機会に理解を深めて頂ければと思います。

少し複雑な相続税の計算を読み解く

では、事例でみてみましょう。

 ◎資産額:6,000万円、配偶者:有、子:2人

 ◎基礎控除:3,000万円+600万円×法定相続人数4,800万円
 ◎法定持分率:配偶者:1/2 長男:1/4 次男:1/4
 ◎相続税には、法定上の相続額と実際の相続額がある。

ステップ1:法定上の相続税額

 課税遺産総額=遺産額-基礎控除1,200万円
 相続税額=課税遺産総額×法定相続分割合×相続税の税率-控除額

  配偶者:1,200万円×0.5×0.160万円
  長男 :1,200万円×0.25×0.130万円
  次男 :1,200万円×0.25×0.130万円
      (課税遺産額1,000万円以下は、税率10%)

  相続税総額:120万円

ステップ2:実際の相続税額

  法定上の子の相続額は1,500万円だが、実際の相続額が
  長男2,000万円、次男1,000万円の場合の相続税額を求める。

  配偶者:0円(配偶者控除16,000万円)

  長男 :相続税総額×(子の相続額/資産額)
      120万円×(2,0006,000)=40万円

  次男 :相続税総額×(子の相続額/資産額)
      120万円×(1,0006,000)=20万円

  家族の相続税額:60万円

 

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一般社団法人建設雇用促進高度職業訓練アカデミー
ACGIA 代表理事 大高英則
(CSI総合研究所 代表)

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