住宅ローン減税
今回は、住宅ローン減税の消費税8%と10%の違いについて
考えてみたいと思います。
6月に消費税10%が2年半延期になりました。
お客様のマイホーム購入の時期に影響がありましたでしょうか?
消費税10%は少し先になりましたが、消費税と住宅ローン減税との関係を
きちんとお客様に説明することが大切です。
住宅ローン減税 いくら戻ってくる?
では、住宅ローン減税の消費税8%と10%の違いについて、
事例でみてみましょう。
事例)夫:年収470万円、妻:パート、子ども:5歳と3歳、借入3,000万円
1年目の状況は、以下の通りです。
最大減税額294,020円、本来所得税88,452円、本来住民税189,904円
所得税減税額88,452円、住民税減税額123,833円、すまい給付金200,000円
∴10年間の累計額は、
(所得税+住民税)×10年+すまい給付金(8%)=2,332,280円≒232万円
住宅ローン減税は、実際に支払った所得税と住民税の一部が
戻ってくる制度です。
消費税8%と10%では違いはありません。
異なるのは、住まい給付金です。
上記の事例では、消費税8%は20万円、10%は40万円です。
消費税10%の方が、20万円“得”になります。
お客様の条件で試算をして差し上げることが重要です。
そして、ローン減税で戻ってくるお金の貯蓄の方法、更に
その有効活用の方法を説明して差し上げることが大切です。
所得税は、全額戻ってきます。住民税は、全額戻りません。
所得税の課税所得の7%(最高136,500円)です。
所得税は年末調整で、すまい給付金は初年度指定口座に現金で戻ってきます。
別の口座を用意して貯蓄されることをアドバイスして下さい。
住民税は現金が戻りません。減額されます。
その分手取りが増えますので、
同じ口座に貯蓄することをアドバイスしてください。
シミュレーションをしながら、わかりやすくお客様に説明できれば、
早期の契約に導けます。
そして、お客様からは、大変喜ばれることになります。
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一般社団法人建設雇用促進高度職業訓練アカデミー
ACGIA 代表理事 大高英則
(CSI総合研究所 代表)
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